プラスするセンス無いからミニマル志向

1月初旬の部屋の様子。テレビはやっぱり撤去したいなぁ

 

ファッション音痴でインテリア?は?ナニソレ?人間であることをハッキリと自覚したのは30代も後半だったと思う。

 

それまでもシンプルな生活を志してはいたが、「オシャレであらねばならん」という謎思考が働いていた。うん・・・やっぱりその時って「センスがいいって言われたい」っていう、他人軸で生きてたのよね多分。

 

今思うにそれはメディアやネットで垂れ流される情報にドンブラコと流されていただけなのだが、この垂れ流される「オシャレ至上主義」の呪いは侮れない。「オシャレ」とか「統一感」、「生活感のない云々」という文言に惑わされ、身の丈に合わないモノを買い込んでは「なにか違う」、「デザインはカッチョいいのに使いにくいやん」等で処分する・・・の繰り返し。

 

 

でもワタシは完全なる実用主義人間、「デザインがいいに越したことはないけど、使いやすくてナンボ」派。

 

その点、ファッションやインテリアって「組み合わせの妙」みたいな所が大きい気がする。ファッションとかインテリア好きな人って、足したり引いたり色々やってみるのが楽しいのだろう。残念ながらワタシはそこに興味が湧かないタイプだった。着るものは動きやすくて洗濯機標準コースでガラガラOKで、メンテナンスがラクなカジュアルが一番。繊細なデザインや素材が一切向いてない野蛮人。着こなしの細かいテクも「いちいちめんどくさいなぁ」とイヤになってしまう。インテリアも「掃除しにくいならいっそなくしてしまえ」と考える。

 

・・・なもんで、生活をミニマルにしていく中で、「世間に迎合」するのもミニマルにしていくことになった。モノを減らし、それまでの「当たり前」を一旦やめていく、という作業が、自ずと自己と向き合うことにもなった。

 

ワタシはただ、モノもコトもミニマルなのが「暮らしやすい」のだな・・・。