結婚してからずっと、暮らし周りのことを考え続けてきたような気がする。
主婦になのだから暮らしについて考えるのは当然なのかもしれない。けれど、ワタシの場合、家族のためと言うよりはむしろ自分の為だった。
・・・と書くとなんとも利己的に思われてしまいそうだが実際その通り。今でこそこのように開き直ってしまったが、以前は「家族の為に」と思い込もうとしていた。「シンプルでミニマルな生活は家族の為でもある」みたいな思い込みをしていたが、ウチのオットもムスメもシンプルだのミニマルだのにはとんと無関心なのである。そんなこと求めちゃいないのである。
そもそもシンプルな暮らし、ミニマルな暮らしをしたいと思った最大の理由は、「狭小キャパシティ&低バイタリティ、そしてズボラゆえ家事が面倒で仕方なかった」からだった。
ズボラなことに引け目を感じていたので、いわゆる「丁寧な暮らし」に憧れていたのだが、自分にはムリだった。丁寧な暮らしで家庭円満みたいな思い込みがあったのだけど、オットやムスメにとってはそんなことどうでも良かったみたいだ。ワタシの理想はあくまでワタシだけの理想だったのだ。
丁寧よりとにかく「ラク」な方がいい。
もうこの気持ちに正直に生きることにした。
整理収納に頭を使うぐらいならモノを減らせばいい
料理が面倒なら難しいことや手間の掛かることはしなくてもいい
掃除が嫌いなら便利な機械におまかせでもいい
とことん自分の気持ちに向き合って、ラクできそうなところはドンドン簡略化した上で、「ここの所はこだわりたい!」っていう所があればその部分を丁寧に・・・というのが一番自然なのかもしれない。というか、自分が本来やりたいことはおのずと丁寧にやるはずなのだ。
散々迷走してきてやっとこんな風に思えるようになった。
2019.3.29の記事をリンク切れ削除、一部訂正