ごはんのお供ー母の思い出風味

今週のお題「ごはんのお供」

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ごはんには味噌汁

 

幼少の頃は非常に食が細くて好き嫌いが激しい子どもだった。

特に気にしていない風を装っていた母だが、何とかしてワタシに食べさせようと苦心していた。

 

 

白菜漬けの葉っぱの柔らかい部分でご飯を巻いてみたり

とろろをすりおろして生卵、とかマグロの赤身のぶつ切りと刻み海苔を混ぜてみたり

ほかほかごはんにバターとしょうゆをかけてみたり

 

・・・こうして思い出してみると、「好き嫌いはさておいて、まずはしっかりごはんを食べさせる」という作戦だったようだ。たまごかけご飯も定番だったし、桃屋の「ごはんですよ」は常備してあった。

 

母が少食を克服しようとあの手この手で繰り出してきた「ごはんのお供」系おかずのお陰で、小学校高学年になるとそこそこ食べられるようになったし、偏食も減ってきた。さすがに10代後半から20代ぐらいまでのように「ごはん、おかわり!」はもう出来ないが、今でも好きな食べ物といえばごはんのお供系ばかりである。佃煮、焼き魚、漬け物、魚卵(たらこや明太子・・・家族が嫌いなので滅多に買わなくなっちゃったけど)、そしてとろろに納豆・・・ああ、お腹すいた。

 

中でも好きだったのが、野沢菜いためたヤツ、と呼んでたもの。

作り方は、市販の野沢菜漬けを買って来て(しかもスーパーで見切りになってるやつ)、水気を絞って細かく刻んで、唐辛子の輪切りといっしょにごま油でいためる。醤油と日本酒を同量程度テキトーにちょろーっと回しかけ、水分がなくなるまで炒りつけて出来上がり・・・という非常に簡単なごはんのお供。高菜炒めに似てるかな・・・(書いてたら久しぶりに食べたくなった)。これとごはんと味噌汁で完結する事が何度もあった。

 

もう1つ、ハム。炊き立てごはんをハムで包んで食べるのが大好きだった。今でもたまにやる。ハムでごはん食べる人いるのかな・・・?ウチのオット氏は最初これを見てぎょっとして「なにそれ!やめなよ!」と言われたっけ。そんなにおかしいだろうか?

 

個人的に一番のごはんのお供は豆腐となめこの味噌汁である。