今回は(別に聞かれてないけど)家族持ちが捨て活の中でぶち当たる、「家族のモノが多すぎて困る」というお悩みに、私はならこう答えるな、というのを体験から書いてみようと思う。
のっけから何なんだけど、「諦めましょう」というのがメイン回答。
よく「他人の事を変えるのは不可能だが、自分の事は自分が変えることができる」と言うけど、モノも同様で、「他人の持ち物をあれこれ言うより、自分でコントロールできる範囲のモノを減らした方が早い」のだ。
ワタシも今これをすごく実感している。
と言うのも、2年前からオットが捨て活を始めており、オットの部屋が徐々にスッキリとしているのである。
時間が限られていてペースは遅いのだが、捨てる決断は早く躊躇もない。
ワタシが自分の領分を片づけて、徐々に生活が変わっていくのをオットも具に見ているわけで。掃除はすぐ終わる、失せモノ、探しモノも無し、一緒に外出する時はワタシの方が準備が早い。そういうメリットをオットも感じたのかもしれない。
だから、黙々と文句を言わず自分の片付けに専念するのが、遠いようでいて近道だと実感している。ただし時間を要する。なので、他人の事は諦めてしまう方が精神衛生上良い。
とは言え、家族の共有スペースまでモノの侵入があるから悩むわけで。
だから「諦める」前に、やるべき事をやった上で「諦める」のだ。
先にも書いたように、自分の領分、管理している場所をまずはスッキリさせる。
そして、家族のスペースをしっかり作る。個室があれば尚よいが。
「自分のモノは自分で管理」という姿勢を徹底する。例えば洗面台でのスキンケア用品や歯ブラシなど、オットスペースとワタシスペースを決めてある。下駄箱も同様。共有スペースやワタシの部屋にオットの私物が放置されていたら、黙ってオットの部屋に放り込む。オットの洗濯済衣類も、オットの部屋にただ置くだけ。
家族の持ち物まで背負いこむ必要など無い。余計な気を利かせたら、かえって疲弊するだけだ。
かつてワタシの部屋の押し入れにあったオットの大量の書類。数年前、段ボール数箱に詰めて、オットの部屋の押し入れに押し込んだ。ここ数日、オットが段ボール箱を開けて整理しており、中身を殆ど処分に回した。目下45ℓゴミ袋3袋分ほど。引っ越しの可能性が出てきたからだが、このように必要性があれば、人間ちゃんと動くのだ。