忙しい日々を健康に乗り切るには

先日ムスメが体調を崩しヘルプ要請があったので、買い物を手伝い2~3食分の野菜スープコンソメ味を作ってきた。

 

彼女は元々基本的な料理は出来るけど、面倒で好きではない。

仕事も忙しく不規則で、野菜も元々嫌いな子なので栄養が偏りがちになるのを心配はしていた。

 

が、もう20代半ば。メンタルも不調のようだし年に2度3度と大きく体調を崩すことを繰り返しているのだから、せめて「大難を小難に」するよう自分のケアをしてもらいたい。その点で、やっぱり日々の食事って大事だなと思う。

 

しかしムスメを見てて、「(食事や栄養が大事なのは)わかっちゃいるけど食事を作るのが本当に大変」っていう生活を送る人も沢山いて、そういう人にやれビタミンがどうの、〇〇が体にいいだの言っても役に立たないと今回つくづく思った。マルチビタミンサプリメントを飲んでいたり、病院嫌いなのに自ら病院に行くようになったりと、ムスメなりに意識をしているようだ。でも、仕事が忙しく食事を作るのは負担でついつい外食したり、食べずにいたり、手軽なもので済ませたり、という生活を送らざるを得ない様子。

 

オリーブオイルで具材を軽く炒め、水とコンソメを加えてゆっくり煮込んで栄養が溶け込んだスープで少しだけ元気になったらしい。食べ終わった彼女の目に生気が戻ってきたのを感じた。

 

「野菜刻んで煮て、味噌汁やスープにするのが一番簡単にお腹が満たせて栄養摂れるよ」

「面倒ならカット野菜でも冷凍野菜でもいいんだよ」

「無洗米を炊飯器で炊いて具沢山の汁物があれば十分食事として成り立つから、仕事で疲れてる時は簡単でいいんやよ」

そう言い残して帰宅した。

どれだけムスメに響いたかはわからないが、少しでも心身に負担のないように過ごせれば、と思う。

 

ワタシも食事作りが本当に本当に苦しい時期があった。

だけど、沢山のレシピ本とか栄養学の細かい情報とか、彩りとか映えとか、そんなものを手放してしまった後の方が、気持ちがラクに軽くなった。

 

今本当に必要なのは、彩りとか映えとかグルメ的な美味の追求や正しい栄養学とか健康情報じゃなく、忙しい毎日をつつがなく送る知恵なのかもなぁ・・・(溜息)