【衣】スーパーの衣料品売り場勤務者が思う、洋服のいい買い方

早くも現職に就いてから丸5年半。

辞めたい辞めたい言いつつズルズル続けているのは置いといて。

 

お客さんの消費行動を観察していて、洋服の「いい買い方」、言い換えると「無駄にならない買い方」っていうのはやっぱりあるなぁ、と思う。今回はそれがテーマ。

 

狙い目はシーズンイン直後

8月のお盆休み後あたりから続々秋冬衣料の入荷が始まり、夏物衣料が縮小されていく。年末年始商戦が終わると春物衣料がポツポツ入り始め、ゴールデンウイーク後あたりから夏物が出てくるイメージ。

色やサイズ展開が一番揃ってるのは当然この時期。そしてセール期間外なら比較的落ち着いて買い回りも出来る。

シーズンイン直後に必要なものを必要量購入してしっかり使い切るのが何だかんだ一番無駄が出にくいと思う。

 

 

服装計画大事

さてこれを書いてる9月中旬・・・今だ夏の気候なのだが。

くじけず早めの洋服全出し、確認からの服装計画立案をお勧めしたい。

着古した服や傷んだ服、好みに合わなくなった服を除外し、何がどれだけ必要かを割り出すとよい。

 

お客さんが思っている以上に「定番品」は少ない

「変わらぬ定番品」というのは本当に少ない。商品名が変わらずともどこかにマイナーチェンジが施され、去年と同じものが欲しいと言われてもまるっきり同じというわけにはいかない。メーカーが改良と言ってても、消費者にとっては改悪ということも。

量販店で「変わらぬ定番」みたいなのは期待しない方がいいし、お気に入りだとしてもあまり執着しない方がいい。

昨今原材料値上がりで商品もじんわりと値上がりしたり、実質値上がりみたいなのも多くて、がっかりするけどね。。

 

セール品を神コスパ商品にするのはお客さん次第

・・・だと思っていた方がいい。

大体が、

  • 余剰カラー
  • 余剰サイズ
  • セールの目玉商品として生産されたイマイチ素材の商品

なので、「ドンピシャでこれが欲しかった!」じゃない限り、お勧めはしない。

我々店員は「安いですよ、お買い得ですよ」と煽るのが仕事だからやってるけど。

安いから

という理由で買うと、結局活用せず、になってしまう。

使いもしないものをお金を出して買ってしまうことほど無駄なことはない。

 

ここまで読んでお気づきの方がほとんどだと思うが、結局のところ

計画立案と冷静さ

が大事。

当然失敗することもあるけれど、それを踏まえて改善すればいい。

そのサイクルを繰り返していくうちに、失敗が少なくなると思う。

 

服というのは自分はこうなりたいという希望や、こういう自分を表現したいという欲求ものっかってくるから、一筋縄ではいかないけども。。