【健康の本】養生を生活に組み込むための本

 

 

ワタシの健康に関する座右の書が鍼灸師の若林理砂先生の本2冊に絞られた。

この本、これまでの若林先生の著書のエッセンスがコンパクトにまとまってて良かった!

よくある健康本に比べたら、若林先生の著作は徹頭徹尾、「生活習慣を整えよう」「軽く体を動かそう」「栄養あるものを3食摂ろう」のようなこと。先生の専門のツボ、漢方薬の使い方なども勿論記述はある。しかし明らかに「アタリマエのこと」の方に力を入れて書かれている。

「あちゃ~」って出来てない自分にゲンナリするけど、「だいたい6~7割の力で、たまに休みながら、ずっと続けること」、「完全にやめてしまわなければ、それは続いているということなのです」(太字部分あとがきより引用)と言われればホッとするし、再トライしようという気持ちにもなる。

折に触れこの本を開いて、自分の生活習慣を振り返ろうと思う。

ひとまずPCもスマホも終了時間を決めて、寝る直前まで数独やったり動画をボケーっと眺めるのはやめよう。。

もう1冊はこちら。

恐らくターゲット読者は独身独居の若い人たちだと思う。が、誰にでも使える内容になっている。

本の冒頭で「養生サバイバル」とは何かが書かれている。

「お金がなくても、長時間労働でも、とにかく人間の尊厳を損なわない食事を食べて、季節の養生に至るまで人生をサバイバルしていくための知恵」

 

健康情報が巷にあふれていても、それが実践できるかは別問題。

別に独居独身、長時間労働じゃなくても、何らかの理由で自炊するのが難しい状況になることはある。そんな時にも役立ちそう。

 

まずはお湯を沸かそう

ご飯炊いてみよう

旬の食材を手間なく普通に食べよう

 

この3ステップで、日々温かい食事を摂りましょうと。

個人的に、巻末付録として掲載されている「#養生サバイバル」に寄せられたツイート集が好き。みんな色々手間をかけないで自炊する工夫をしてるんだなー!と感心するし、どれもやってみたくなる簡単さ、気楽さ。

 

若林先生の提案は、身近に入手しやすいもので再現性が高く、ハードルを低め設定にしてある所がいい。どんなに体に良くても、特別感のあることや高価なものがないとできないなら続かないし無意味だから。