青春の1ページ

ワタシがかつて青春を捧げた(大袈裟)ミュージシャンが近く来日公演を行うことを知った。

 

へぇ、懐かしい!ちょっと、行ってみたいな!!

 

って公演日程など詳細を調べたら・・・

 

ハイ、無理~!!!!

 

1万5千円って(滝涙)

 

若かりし頃、貯めたお年玉を放出して初めて彼の来日公演を観に行った時、1公演5500円だったことを思うと隔世の感。ちなみにその時は3日間通った。

勿論当時と物価や為替レート等々が全く違うので比べるものでもないが、それにしてもお高い。ロックのライヴがセレブ価格やん。薄給パートオバハンがホイホイ払える金額ではない。

 

でもよく考えると、「ちょっと行ってみたい」だけ。

今はすっかりそのミュージシャンの音楽を聞くこともない。

 

10代半ばから20代の半ばまで、大好き過ぎて、レコードやCDを擦り切れるまで聴き、来日のたびにライヴに足を運び、「ずっと好きで居続ける!」と信じて疑わなかったが。結婚し出産し子育てに追われ、パートに出るようになり・・・オットと自分の両親を見送り、子どもは巣立ち。生活に追われるうち彼の音楽と歌声は、すっかり別世界のものになってしまった。

 

同様に、彼もまた変わったのだろうな、と思う。

60代を迎えた彼が今、どんな音楽を奏でているのか・・・聴いてみたい気がするが、今の彼とその音楽を受け入れることが出来るかどうかはわからない。昔と比較するのは無意味だとわかってはいても、「昔はこうだったなぁ」と思ってしまうに違いない。それは今の彼に大変失礼なことだ。

 

彼と彼の音楽に出会って臆病で暗かった自分が変わった。少なくとも、あの頃は。

今もその本質は変わらないが、明るく、行動的になれた(あくまでも当社比)。

やっぱり「好き」のパワーってスゴイね。

 

彼ももう齢60を過ぎて、スタンドマイク握りしめて拳振り上げて「Kids Wanna Rock!!」ってシャウトすることは無いだろうが。ワタシの中での彼は永遠にその姿だ。

 

Reckless

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ありがとう、ブライアン。