女性から見た歴史の本、地形と気象から見た歴史の本

永井路子さん

  • 久しぶりに書店に行ったら、永井路子さんの文庫本帯に「追悼」の2文字が・・・。帰宅して検索したら、1月下旬に97歳でお亡くなりになっていたと知った。
  • 「歴史を騒がせた女たち(日本編)」と「北条政子」を母の本棚で見つけて借りたのが最初。
  • 永井さんの本は好きで結構沢山読んだ。
  • 少女時代の歴史好きが大人になって再燃したのは永井さんがキッカケだった
  • 女性の歴史小説家としては草分け的存在だったし、歴史上の女性人物を活き活きと身近に感じさせてくれるような作品だった
  • 鎌倉時代を取り上げた小説や深く考察した評論などでも知られ、大河ドラマ原作になった作品もあり(「草燃える」「毛利元就」)。女性の視点で見る歴史がすごく新鮮に感じたのを覚えている
  • 歴史というと男性視点であったり、勝者が意図的に歪めたものがそのまま伝わっていたりするものだが、そこを丹念に調べ上げて「本当にそうなのか?」「この状況下で女性はどんな風に生きてたのか」というのを永井さんは小説や評論、エッセイに乗せて問いかけていたのかなぁ、と。
  • 特に好きなのはやっぱり「北条政子」、「歴史を騒がせた女たち」シリーズ、「美貌の女帝」、「望みしは何ぞ」、「波のかたみ 清盛の妻」、「姫の戦国」あたりかなぁ~。久しぶりにまた読もう。
  • 永井路子さんのご冥福をお祈りします。

 

 

地形と気象から歴史を視る本

 

  • 今この本を読んでいるのだけど、面白い!
  • 歴史というのは「いつ、誰それが、どこで、どうした」という話になりがち(と言うか、ほぼそれだけ)。そこに、地形と気象という視点を加えて、日本の都市の成り立ちや歴史上の出来事を解説したのがこの本。
  • 桓武天皇が奈良から京都に遷都した理由、文永の役弘安の役でモンゴル軍を破ることが出来たのはなぜか、戦国の三英傑や武田信玄の領地経営や戦の戦略等々、地形と気象から見ていくと、これまでに習った歴史がもっと立体的になるのだなぁ、と感じた。

次に読みたい本

  • どうも教科書的定説よりも、こういう本や別視点から見た歴史の本の方が好みみたいだ。

 

  • メガトン級大失敗ってどんなんだろ~(ワクワク)