お気楽ミニマルライフ

意識が低いオバハンの簡素な暮らし

今製作中の「半着」と小袖について

現在作っている「半着」。

いずれ完成したら着用写真を載せようと思っているので、今回は進捗報告を。

背縫いと脇縫いまでやったところ

額縁縫い


和裁では基本的に、

縫いあわせる→きせをかける→くけ縫いをする

という3つの工程がワンセットになっている。

 

前回は、脇縫いし、きせをかけて二目落としでくけるところまで。

今回は衿と掛衿の裁断と、裾(上前、下前)の額縁縫いとしつけまで。

次回は衿付けの工程まで行けるかな・・・。

 

今回の額縁縫い、あずま袋を作った時を思い出しながら、時間を掛けて丁寧に作業した。

半着の裾の額縁縫い→しつけ縫いしたところ

半着とは

さて。ワタシが教わっているのは、室町時代から江戸時代初期ぐらいまでの「小袖」とその関連アイテム達の縫い方である。今習っている「半着」もそのアイテムの1つ。小袖の下に着る襦袢のようなものだけど、薄手の羽織りものとしても着れたり、文字通り短い丈の着物としても着ても良い。

2011年大河ドラマ「江 姫たちの戦国」のキャストの方々の小袖姿。

現代着物を着て感じたこと、小袖について。現代着物と小袖の違い

湯女図。江戸時代初期。

江戸初期の小袖はボディコンシャスな現代着物と比べると、ゆるふわな感じ。おはしょりなしの対丈で、細めの帯を腰回りに巻く。身幅も広い。2020年の大河ドラマ麒麟が来る」で信長の妻帰蝶が立膝座りしているシーンが話題を呼んだが、あれは史実。昔の小袖だから出来る座り方。今の身幅の狭い着物で立膝座りをすると足があらわになってしまう。正座が登場したのはもっと後の時代のことだ。

 

2年前の春に長年温めてきた着物を着たいという思いを実現したが、しばらくして「この着方では生活しづらい」と思った。

 

現代着物は多くの小道具を必要とし、襦袢の衿に半襟という布を縫い付ける、襦袢の衿に衿芯を通しておくなどの事前準備も必要だ。手がかかり、装飾過剰で少し堅苦しい。すべては「キレイな着姿」のため。礼装、おしゃれ着、趣味の世界であって、生活着ではないのだ。人様が着ているのを見ている分には目の保養になるし好きなんだけどね・・・。

 

そんなわけで、もっと歴史をさかのぼった先祖返りの「小袖」なら、普段に気軽に和装を楽しめる!と思った。着付け小物や装飾品も少なくシンプル。最初からゆるっとしてるので、着崩れを心配することも、着付けがうまく行かないと悩むこともない。サッと着替えて簡単に帯結んで次の行動に移れる。先生は長く小袖で生活をしていらして、縫い方だけでなく、民俗学的なことまで語ってくださるのがいつも楽しみだ。

 

 

 

まだ先の話だが、小袖アイテム一式揃って小袖着て過ごすのを楽しみにしている。

それまでは手持ちの着物や浴衣を工夫しながらラクに着よう。