横文字多用することで物事の本質を見失うのではないか

百合子ちゃん横文字好きだよね・・・

 

前回書いた記事に頂いたはてなブックマークのコメントで、「ゼロ・ウェイストって初めて聞きました」と書いてあって、「あ、言葉選びを気をつけなきゃいけないな」と気がつき、反省した。

木瓜id:Boke-Boke)さん、コメントありがとうございます。

imoyoukantan.hatenablog.com

 

ちなみにゼロ・ウェイストとは、「ゴミをゼロにすることを目標に、廃棄物を減らす環境社会政策である(Wikipediaより)」。

ja.wikipedia.org

 

で。

何気なく・・・というか何も考えず、「語感がいいな」ぐらいのちょっとミーハーな感じで「ゼロ・ウェイスト」という言葉を使ったけれど、わざわざ横文字で表現することもないのではないかと気がついた。

「ゴミ減量」

「ゼロゴミ習慣」

とか言えば済む話なのだ。こっちの方が一言で済むやんわかりやすいやん・・・ワタシのバカ・・・!

 

考えてみると、そういう「横文字表現にすることで、かえってわかりにくくなっている言葉(や物事)」って結構多い気がする。それに、横文字表現の認知度合いって人によってマチマチだし。実際横文字表現が会話中に出てきて、「それってどういう意味?」と聞くのが恥ずかしくその場ではテキトーに話を合わせておいて、後でググったりするの、ワタシは結構ある(恥)。

 

例えばライ〇ップのCMの「結果にコミットする」という表現。

コミットって何なん?と調べてみたら、「コミットメント」の略語。目標に対して積極的に関わる、とか、責任を伴う約束、という意味。単なる約束よりももうちょっと強めな意味合い。「あなたの目標達成をライ〇ップが責任持って請け負いますよ」っていう感じだろうか。数十秒の中で自社製品やサービスをわかりやすく強い印象を残すための、「コミットする」という表現なのだろうが、よく考えたら何だかヘンテコな表現。

 

一方で、既に一般的に定着して日常使いしている横文字表現もあるわけで・・・。

例えばスプーンとかフォークとか。スプーンは「匙」って言い換えても通じるけど、フォークのように日本になかった物とか概念を表す場合は使ってもいいような気がする。

 

横文字をこうも多用するのはどういうことだろう。

 

  • 「オシャレっぽい」とか「賢そう」と思われたいという自己顕示欲
  • 英語や欧米文化への憧れ

 

だろうか。

 

・・・しかし、言葉というものの本来の目的は相手との意思疎通なわけだから、ちゃんと日本語を使って言えばいい。日本人なんだから。

 

※そう言えば、既に開業して2年ぐらい経つ山手線の新駅「高輪ゲートウェイ」。駅名発表された時に「え?高輪でいいんじゃない?」と思ったのはワタシだけではないだろう・・・。が、調べてみると案外横文字駅名あってそれはそれで面白かった。