結論から言うと、「付き合う相手は選びましょう」「この人不良物件だと気づいた時点でサッサと距離を起きましょう」という話なんだけど長文スイマセン(先に謝っておくスタイル)。
キッカケは、とあるコーヒーショップで食事をしていたら、隣のテーブルの若い女子が「友達から聞かされる愚痴が尋常ではなく困ってる」という話をもうひとりの女子に相談していたのが聞こえてきたこと。昔似たようなことがあったわ~と思い出してしまい、隣の女子に「早く逃げなはれ!!」と念を送っていた。
学生時代の同級生Mの話。
学生時代、家が同じ沿線だったからよく登下校で一緒になり、他愛もない話をしていただけの仲。卒業後は疎遠。
ワタシが結婚して家を出たのをワタシの母から聞きつけて電話してきたのが始まりだったので、20代後半の頃だ。
近況を聞くと
- 家族関係が悪い
- 職場で嫌がらせされる
- 友達にロクなのがおらず関係を切っている
- 彼氏に尽くすけど捨てられる
- ・・・けど頑張ってる健気な私
みたいな感じ。
最初はかなり同情したんだけど、すぐに後悔した。
こちらの都合お構いなしの高頻度、長時間の電話
延々と続く愚痴
すぐ泣く
堂々巡りで同じ愚痴が続く
アドバイスを求められて真剣に考えて答えると
デモデモダッテちゃんになる
当時平日はワンオペ育児でヘトヘトになってたワタシ。Mに
- 電話の頻度を下げて欲しい(多いと1日2~3回)
- 長時間電話に付き合えない
- 用件を留守電に入れるかメールにまとめてくれたらこちらから連絡する
旨を何度も伝える。
一時は改善するものの、すぐ元通り。
段々「このヒト女子高生気分が抜けないんだな」「これじゃ周りは付き合いきれんわ」と。むしろ見たこともないMの周囲の人たちに同情的になってきた。
女子高生だって上記の程度のことは言えば改善するんだけどなー。
一向に電話は減らないので、留守番電話でモニターして出ないことにした。が、時々家族が取り次いだり、別の電話かと思って出てしまったらMだったということもあって、完全にMの電話から解放されたわけでもなく。
それがいけなかったのだろう。ズルズルとMの電話は10年続いてしまった。
登場人物が変わるだけで話の内容はほぼ同じ。文句か嘆くかだけで、自己反省とか問題解決する気は無く。Mはただ全力で依存できる相手を探しているだけなんだろう。その証拠にワタシの近況を聞かれたことや気遣う言葉は一切なし。
最後は呆気なかった。
都内の繁華街の警察署から「Mさんがネットカフェで無銭飲食で通報され保護しているから迎えに来てほしい」との連絡が。
「親兄弟かお付き合いしている彼氏がいるのでそちらが身元引受人になればいいのでは?」
と言うと、Mがワタシをご指名なのと、頑として連絡先を言わなくて警察としても困ってるとの事。
仕方なく迎えに行き、帰りの電車賃にと千円を渡したのが最後。それっきり連絡なし。まさかの手切れ金千円。
(彼氏と喧嘩して飛び出してネットカフェで一晩過ごそうと飛び込んで、飲み食いした後財布がないことに気づき、店員とすったもんだの末に通報されたという顛末)
この時、既に30代後半になっていた。
Mがどうなったかは知らない。多分他にターゲットを見つけたのだろう。
周囲にこういう「こじらせちゃったヒト」がいて手に負えないならば、普通のお付き合いはさっさと諦めたほうがいい。結局人間、したいようにするのだから。