この正月、ワタシの元に届いた年賀状は1通。
ワガヤは秋田のお米農家さんから直接お米を購入している。そのお米農家さんからの1通のみ。オットの方も、会社関係や時々ライブを観に行くミュージシャンから何通か片手で数える程度のよう。
昨年父が亡くなったので喪中はがきを出そうかどうかと迷ったのだけど、そもそも去年も年賀状は秋田の農家さんからの1通のみ。ということで出さず終い。父の知人や友人も大半亡くなっていて、近年は年賀状も数枚届く程度。いつも年賀状を送ってくださる方が葬儀に駆けつけてくださったのであえて出さなかった次第。
そんな感じで年賀状とも無縁なのだけど。
そもそもは、長年パートとは言え小売業で働いてきて、12月は年末年始商戦でクタクタになって帰宅する日々。大掃除も年賀状も「やめざるを得なかった」。
これが結果的に良かった。
- 年賀状書かなきゃ・・・という謎の義務感
- どんなデザインにするか、誰に出すか、印刷するか自力で書くかの計画
- 誤字脱字の無いようチェックする作業
- クリスマスあたりまでに投函しないと元日配達されない・・・という焦燥感
- 想定外の方から賀状を頂いてお返事書かなきゃ~というプレッシャー
から解き放たれた。
あと、個人的には職場関係の人からの年賀状が億劫だったなぁ。「どうせ2~3日後に会うのに」とモヤッとするので、いつしか職場の人にくわしい住所を教えるのをやめた。
こうなるまでに割と努力はした。
最初のうち数年は、年賀状は「くれた人にはお返事書きます」というのを基本姿勢にした。「年賀状ありがとう」「こちらこそ今年もよろしく」と近況報告。親戚には電話ですることもあったかな。言える相手には「年末年始は慌ただしくて年賀状出せないんだ、ごめんね」と率直に言ったこともあった。すると大体は「あの人は年賀状出さない人」と認識してくれる。
で、段々とフェードアウトしていった感じ。
学生時代の友人、子供の学校のPTAのお付き合いとか、ママ友とか職場で仲良くなった人でも、年賀状はいつしかメールになり、LINEになり、それすらもなくなった。結局そうなるよね。女性同士は、ライフステージが変わると疎遠になりがちだから。
年に1度思い出したように、義務感から味気ない印刷の年賀状を出すよりも、つながっておきたい人には折々で連絡を取るようにする方が自分には合っている気がする。まぁ、交友関係が極小な内向型人間だからこそ出来ることなのかもしれないな・・・。