職場には人事異動や退職など、お別れがつきもの。
この所お別れが立て続けにあり、寂しかったり、考え込んだり、落ち込んだり。
隣の売り場のパートさんで、同年代。たま~にお昼を一緒に食べたりするぐらいで接点は少な目。でも淡々と落ち着いてテキパキと仕事をこなす様子は時々垣間見ていて、「自分もこんな感じに落ち着いて仕事ができればなぁ」と思ったものだ(ワタシは間逆・・・)。
その彼女が「9月いっぱいで辞めるの」とわざわざワタシの所に挨拶に来てくれたのだ。失礼ながらビックリして「え~!何でやめちゃうんですか?」なんて言ってしまったのだけど、すっきりサッパリした笑顔で、「前々からやってみたかったことをやってみようと思って!」と答えてくれた。
その笑顔が忘れられなかった(マスク越しだけど爽やか感を感じた)。一方で自分はミスの連発でどんよりと落ち込んで、何なんだろうと。
それから1週間後、よくお昼をご一緒した、売り場に入ってるショップのマネキンさん(10以上歳上の方)からも人事異動の報告を受けた。その方は朗らかで気さくで、他のショップやスーパーの商品の問い合わせにもイヤな顔ひとつせず対応していて、その裏表のなさに何度も助けられた。「〇〇店に転勤って聞きましたけど、お家からだいぶ遠くなっちゃいましたね・・・」と言うと、「そうなのよ~。やぁねぇ、年寄を厄介払いしようとしてんのかしらね~」と冗談めかして言うのを見て、「行くのやめちゃえば~」って言ってはみたものの、彼女の答えは「まぁ、老体にムチ打ってガンバルわよ~!」だった。
時々お昼を一緒に食べて他愛もない愚痴を言い合って、「じゃあまた午後からがんばろうねぇ~」とそれぞれの持場に戻っていく・・・というのが、思ってた以上にいいガス抜きになっていたんだなぁ、と思う。明るい癒やし系の彼女の姿が売り場から消えてしまって、ワタシはまた落ち込んだ。
そして昨日。
ダメ押しの報告があった。
ワタシはまたしょーもないミスをしでかして、在庫置き場で作業のやり直しをしていた。そこに1ヶ月前に人事異動で2部門兼務という中途半端な状態に置かれていた売り場の上長が現れた。
ここに登場する方。
「11月中旬をもって退職することになりました」
上長は女性で同年代。
「もうずっと家に帰ると23時24時っていう生活で、家庭生活に支障をきたしていて夫から辞めて欲しいとずっと言われてまして」
「あと、これを機に前から勉強したいと思っていたことを学ぶために学生に戻ることにしたんです」・・・と。
責任感が強く、頭の回転も早くて、潔くて、リーダーシップがあって。でも最近は体調が悪そうで「大丈夫ですか?」「大丈夫じゃないよ~!」なんてやり取りをしたぐらい。でも上長もやっぱりすっきりサッパリした様子で。
門出を祝うべきなんだろうけれど、ワタシは随分勤務時間の件や担当の商品のことで融通をしてもらったコトも多く、またこの所の立て続けのミスで苦労をおかけしているしで、甘えてしまっていたなぁ、と。ショックと自己嫌悪でまたまた落ち込んでいる。
立て続けにこういうお別れ(上長はまだ後1ヶ月あるけれど)に遭遇して、しかも3人中2人は、自分のやりたいことをやるために前向きに去っていく。一方の自分はどうだろう。
向いていない、こんなことやってられない、サッサと辞めなきゃというやさぐれた気持ちばかりが先走っている。こんなんだからしょーもないミスをするのだ。恥ずかしい。
今の職場を辞めるのは決めているけれど、「遅くとも今年中に」というのは撤回する。辞めるのは辞めるけれど、サッパリと辞めたい。だからもしかすると今年以内には無理かもしれない。差し当たって、自分が興味ある職種の面接を受けながら、今後の生き方のことももっとマジメに考えなきゃなぁと思う。
落ち込んでおりとりとめない長文で失礼しました。。