着物着始めて早9ヶ月。いや、まだ9ヶ月。
・・・早くも手放した。
あ、全部じゃないので誤解なきよう。
活用できない着物や帯たちをこちらにお送りした。
ただ「着物が着れるようになりたい」というだけで唐突に始まった、週に何日か着物を着て過ごす生活。
最初のうちはそれで良かったんだけど、気づけば着物や帯がただでさえ少ない収納スペースを圧迫し始め、客観的に鏡を見ると「確かに(上手くはないけれど)着物は着れるようになったけど、何かが違う・・・」と違和感を感じるようになった。
沢山増えた割には、実際によく着ているのはほんの一部なのである。
活用できない理由を考えた
- 正絹は家で洗えないから気を使うし手入れにかかるコストを知って仰天した(ビビリ過ぎだ)
- ポリエステル着物はスルスル滑って着付けがしづらい
- ことごとく、異常なまでに似合わない色ばかり(カラー診断秋がダメっぽいのに秋系カラーばかり。何故買ったのか)
- 身幅が足りなくてカッコ悪い(だから痩せろ)
- 個性的な柄行の着物ばかりで帯とコーデしづらい(なのにそういうのばっかり買っている)し、街中で確実に浮くし、爽やかさがない。何より個性的で派手な柄は飽きるのが早い。
要するに、着たい着物の方向性とかを考えずに、着物や帯がお安く手に入るリサイクル店で物欲スパークしちゃった結果こうなったという感じ。
着たい着物の方向性と用途を考えよう
ワタシの場合、
- シンプルでさっぱり爽やかな着姿に憧れる。(シンプルな無地や縞、格子の柄に、博多織の献上柄帯や、紅型などのきれいな帯を合わせたコーデが好き)
- 家で過ごしたりスーパーや図書館に行ったりする程度のワンマイルウェアで着ることが殆どで、たまに街着として着る程度。
そう考えると、個性的な柄行の着物は日常使いづらいのも納得。
普段に着たいわけだから、着つけしづらいポリエステル素材にも手が伸びないし、正絹も余程気に入ったものでないと持てない。
反省と今後の指針
- 計測、試着をしっかりしよう(当たり前だ)。
- 長着の素材は木綿かウールの2択。(メンテナンスコストの事情により)
- 着物の柄はシンプルに、帯や小物で気分や雰囲気を変えたい。
- ワードローブ管理アプリをもっとちゃんと活用して、数量把握する。(段々面倒になってアプリ使わなくなった)
- 指針に合わない着物や帯はどんなに素敵な良品でも「使えない」ので、安易に買わない、貰わない。
ちなみに手放す前の着物の数は30枚(浴衣や頂き物含む)、半幅帯が30本・・・と、熱烈着物好きさんから見たら「少なっ!」と言われる程度だろう。ワタシは着物を好きではあるけれど、それ以上にスッキリシンプルミニマルに暮らしたい欲のほうが強いのだ。
とりあえず夏に着てた浴衣と着物(綿しじら織り)はすべて残し、今着てるのはウールと正絹の単を数枚を残した。名古屋帯は残し、半幅帯は2本残して手放した。追々、木綿の着物を少しづつ買い足していくべく貯金中。
今後は「タンスの肥やしの30枚」より「ヘビロテの5枚」を大事に着ていきたい。