お気楽ミニマルライフ

パートのオバハンがラクな暮らしを追求するブログ

無敵のオバサンにはなれないけど

 図書館にてサブタイトルが気になって借りた1冊。

オンナの奥義 無敵のオバサンになるための33の扉

オンナの奥義 無敵のオバサンになるための33の扉

 

 

中身はエッセイストでテレビの対談番組でもおなじみ阿川佐和子さんと、朝ドラ「ふたりっ子」などの脚本家の大石静さんの対談集。

 

買ってまで読む必読書!!ではない(スイマセン)。オバサンの井戸端会議がそのまま本になりました、みたいな感じ。軽い気持ちでサクサクっと読了。

 

お2人はどちらも頭脳明晰、分野は違えど物書きの仕事で成功している。脚本家である大石さんの方は男性的というか、「潔さ」がある驚きのエピソードが対談の随所で語られる。けれど根底に流れているのは悲観主義

 

一方の阿川さんは・・・楽観主義のお嬢様キャラクター。しばしば大石さんと真逆の意見を述べるのだけど、単に意見や思ったことの提示だけしてサラーっと会話が流れていく。イヤミさとか押し付けがましさが無いのはやはりテレビの対談番組をお持ちだからだろうか。

 

対談のテーマは

 

  • 恋愛・結婚
  • 家族
  • 占い、下着、美容、ファッション
  • 更年期
  • 仕事

 

還暦過ぎた女性の先輩の語るこれらのテーマは、ワタシのようなアラフィフ世代にも身近で切実。2人の対照的な女性の対話の端々に、ふと含蓄ある名言が数々出てくる。

 

個人的には現在更年期世代なので、更年期の章は非常に参考になった。

お2人のお母上同様、ワタシの亡母も「更年期?ああ~どうやら人より早めに始まったっぽいけどよく覚えてないわー」で全く参考にならなかったので、赤裸々に語られる更年期症状の話には興味しんしんで読み進めた。結局症状を受け入れて、周囲に開示してツライ部分をリカバリーしてもらいやり過ごすのが手っ取り早いな、とわかった(幸い今の所目立った症状は無いけれど)。

 

それから仕事の章。

 

大石 「好き」とかそういうことの前に「これしかない」と思えるかが大事だと思う。好きなものなんかそうそう巡りあわないし、やりたいことかどうか、自分に向いているかどうかも案外自分で判断するものじゃないのかも。(後略)

阿川 各界で活躍されている方たちもみんな同じことを言っています。「結局、自分の能力は自分じゃわからない。人が見てるもんだ」と。(中略)周囲を頼りに仕事を続けていると、また別の人が気づいてくれて、「こういう仕事をやってみないか」と持ち掛けてくれて今がある。だから、「ここは私の場所じゃない、私の能力が生かせる場所はほかにある」という考え方は、ちょっとおこがましいと思うの。

大石 まったく同意見です。今いる環境で与えられた仕事もきちんとこなせない人が、別のところへ行ってうまくいくなんて思えないから。

 

 

という部分を読んで、目下仕事のモチベーション絶賛低空飛行中のワタシは、うーーーん、と考えてしまった。確かになぁ、と思う反面、「だけどスーパーのパートなんか必要とされるされない以前で、いくら頑張ってもこき使われるだけで、評価につながらないやん」とも思うのである。そうそう時給も上がらないし、誰かが評価してくれて別の仕事を持ちかけられるということも考えにくい。「おこがましい」、「覚悟が足りない」と言われればまったくその通りかもしれないけど、「仕事なんてもんは基本的にツライもんだ」と割り切る事はなかなか出来ない未熟者である。

 

本の感想から少し脱線してしまった。

読んで無敵のオバサンになれるかどうかはわからんけど、対談としてテンポよくおもしろいし、成功してるオバサンでも本音の部分は結構人間クサイんだな、と安堵もできる1冊。