お気楽ミニマルライフ

パートのオバハンがラクな暮らしを追求するブログ

身体は1つしかない、足は2本しかない、お金はあの世に持って行けない

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ワタシが小さい頃に母が働いていた個人経営のクリーニング店のご隠居おばあちゃんが強烈な守銭奴だったらしい。

 

もう2~30年前にそのおばあちゃんは亡くなっているのだけれど、強烈なキャラゆえ、ワタシと母の間でよく話のネタになっていた。

 

そのおばあちゃん、とにかくお金を貯め込む人で、貯まった額面をみてほくそ笑むタイプだったらしい。銀行に預けるだけでなく、タンス貯金なんかもしていたようで、多分「趣味は何ですか?」と聞かれたら、「お金を数えること」と言っちゃいそうなタイプである。お金がちょっと少ないと、お嫁さんに「ヨメにお金を盗られた」と濡れ衣を着せることも多々あったようで、息子夫婦と非常に折り合いが悪かったらしく、孤独だった。

 

しかしお金さえあれば安心だった。息子家族から爪弾きにされてもめげずに嫁いびりはしてたらしい。

 

おばあちゃんが90歳で亡くなった時、相当なお金を残して逝った。その頃にはクリーニング店を辞めて別の仕事をしていた母も通夜に参列したのだが。なんと亡くなるちょっと前まで元気にお金を数え嫁いびりもしてたらしい。お嫁さんとしては「やっと死んだ・・・」っていうのが正直な気持ちだっただろう。

 

身近にクリーニング店の様子を見聞きしてた母、後日こんな事を言っていた。

 

「あのおばあちゃん、お金を一生懸命貯めるだけ貯めたけど、あの世までお金は持ってけないからねぇ~。どんな気持ちで逝ったんだろうね・・・」

 

 

おばあちゃんがどんな人生歩んできたかは知らないが、お金だけが唯一信じられる対象で、周りの家族から爪弾きにされる晩年・・・幸せだったんだろうか。

 

随分昔の話だが、フィリピンのマルコス大統領夫人イメルダが失脚・亡命し、マラカニアン宮殿に大量の高級な服や靴などを残していった。そのニュース映像を見たときに母が言った言葉も時々思い出す。

 

「人間身体は1つだし足は2本しかないのに、あんなに沢山どうするんだろうね~」

 

人間致死率100%だし、身一つで死んでいく。

そう考えると、お金も、モノも、生きていくのに必要な分あればそれでいいと思う。