お気楽ミニマルライフ

パートのオバハンがラクな暮らしを追求するブログ

心を込めないで働く

十数年前パート勤務に出始めてしばらく経った頃、先輩パートさんたちとの折り合いが上手くいかず、仕事に行くのが憂鬱な時期がありました。(当時は個人経営の食料品店で店員のパート)

 

先輩方は正論を言っているに過ぎない事は承知しているのですが(そもそもミスしたのはワタシだし)、「それにしても言い方ってもんがあるだろうこっちだって頑張ってるのにさ!」と心の中で毒づく日々。結構当たりがきつかったので、帰宅してムスメが寝静まると思い出して悔し涙を流すことも多かった。

 

ところが。

結果的にその職場で働いた期間が一番長くて7年半も働いたんですよね~。家の事情でやむなく辞めることにはなったんですが、事情が許せば働き続けたかった。

 

そういう風になった大きな要因は、1冊の本に目からウロコが落ちて考え方が大きく変わったことです。 

他人と深く関わらずに生きるには (新潮文庫)

他人と深く関わらずに生きるには (新潮文庫)

 

 

この本の中の「心を込めないで働く」 で、

上司も客もみなロボットだと思って、心を込めずに働くと、ずいぶんと気が楽になると私は思う。そして更に重要なのは、そういう自分をカッコイイと思い込むことである。心を込めて働いている同僚を心の底でバカにする余裕があると、もっと良い。

 と書かれていて、ああそっか、そうだよなぁ!と思ったんです。

 

小売業、接客業って、

  • 過不足無く品揃えして
  • 気持ちよく買い物してもらって
  • 気持ちよくお金を落としてもらう

ということさえ出来てればいいわけです。

心を込めなくっても、お客さんに不快な思いをさせなければいい。

というか、全てのお客さんにいちいち心を込めてたら身が持たんです。

それに、先輩方や同僚とも仕事の場では円滑にお付き合いできればいいけど、プライベートでお付き合いするわけじゃないし。そもそも働きに来てるのであって、お友達作りに来てるんじゃない。

 

そう割り切ったら随分気が楽になりました。

 

この本が書かれたのが平成14年・・・?文庫版が平成18年・・・随分時代先取りですね。

 

他にも本の前半部分に、

 

濃厚なつき合いはなるべくしない
女(男)とどうつき合うか
車もこないのに赤信号で待っている人はバカである
病院にはなるべく行かない

ボランティアはしない方がカッコいい
他人を当てにしないで生きる
おせっかいはなるべく焼かない
退屈こそ人生最大の楽しみである
自力で生きて野垂れ死のう

 

といった一見過激なタイトルが並び、後半は著者が考える、他人と深く関わらずに生きていける社会システムについて書かれています(後半部分は賛否両論出ると思うし、つまんないという書評も多いけど、個人的にはなるほどこういう考えもあるのね、と勉強になった)。折にふれ読み返す1冊になっています。

 

働くことや人間関係でモヤモヤしてる人に、特におススメしたいです。