贈り物について思うこと

昨日職場で贈り物についてモヤっとしたことがあったのと、ちょうどタイムリーにはてなブロガーさんの記事に共感したので、自分も記事にすることにした。

www.hibinan.com

 

贈り物って・・・贈る立場になると難易度高いなって思うし、もらう方の立場にしてもたまーに「うーん、お気持ちはありがたいんだけどね・・・」ってことに遭遇したりする。

 

ヒビコさんの記事内の「ミニマルライフ推進派としては、相手がもてあますものは絶対に贈りたくない・・・!」というくだりに非常に共感!!贈る立場としての難しさは最近ワタシも痛感したばかり。父の葬儀後の香典返しをどうするかは非常に悩ましかったのだ。結局、普段はなかなか買わないけれどちょっとイイもの、なおかつ消え物ということで、茅乃屋のだしやフリーズドライ商品のギフトセットを中心にチョイスしてみた。喜んでいただけたようでホッと胸をなでおろしたのは言うまでもない。こういうの。

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で、職場で昨日遭遇したモヤっとした件というのはどちらも母の日ギフトの返品だったのだ。

 

ワタシがスーパーの衣料品売り場のパートのオバハンなのは以前から読んでくださってる方はご存知だと思う。衣料品の売り場の今週は母の日商戦が終わってホッと一息、父の日に向けての売場づくりが本格化していく時期である。

 

そんなやれやれモードに水を差す、ギフトの返品に1日で2件も当たってしまった。そういう特殊な返品は、対応に時間が結構掛かってしまうんだよなぁ・・・。

 

1件目は「娘からもらったパジャマをサイズ変更したい」という申し出で、もらったものだから当然お客さんはレシートを持っていない。前日のうちに電話で問い合わせがあったので、そのパジャマの品番を調べ、希望のサイズの在庫もあり準備してあった。ただし、レシートが無い特殊な返品は売り場で出来ないルールなのでお客さんをサービスカウンターにお連れしないといけない。売場のレジでサクッと交換してくれるとお客さんは思ってたみたいで、待たされたお客さんは少々不満顔。とは言え、「ご面倒おかけしました」と仰って帰られた。

 

2件目は「母に買っていったエプロンが大きいので小さいのに変えてほしい」という申し出。お客さんご自身で買っていった商品なのでレシートはあるのだけれど、売り場に同じ商品はなく。在庫を置いている部屋にも無い。贈答品なので当然値段がわかるタグなどは外してしまうので、事務室のPCでレシート検索をして商品コードを見つけてから、商品の有無を確認しないとならない。ワタシその時退勤5分前で、商品コードを見つけるまでやって、後は社員さんに引き継いだ。いやぁ、バタバタして疲れた。

 

 

2件目のお客さんは贈る立場だったから「あー、サイズ選びに失敗しちゃった」という気持ちだったことは想像がつく。お母さんのためにちゃんと合うサイズがあれば、ってワタシでも思う。

 

1件目のお子さんからもらったパジャマの交換のお客さんはSサイズからMサイズへの交換だったのだけど、パジャマは大体ゆったり目に作ってあるし、スリムで小柄な方だったのでSで無問題だと思うんだけどなぁ。それに贈った方はこの事どう思うんだろうな、なんてちょっと思ってしまった。

 

身につけるものを贈るのは結構リスキーだなぁ、自分だったらやらんなぁ・・・と思いつつ、今度は父の日ギフト向けの紳士服や肌着を売っていくんだよなぁ。

最近考えてる事ツラツラと⑤

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今住んでる賃貸マンションのちょっと不満な所

  • 水道の蛇口がひねるタイプなのがイヤ(築浅物件だとレバータイプなんだろうけど、ワガヤはもう築30年越えているので)
  • 付け替えちゃおうかと考え中
  • 台所のシンクの下やガス台の下の収納扉が古くて扉の取っ手が朽ちてきた
  • いっそのこと扉を外そうかと思ったけど見苦しいので却下
  • ホムセン行って取って買ってこなきゃ
  • 台所の吊戸棚の設置場所が高すぎて、一番下の段にしか手が届かない
  • もうちょっと下に取り付けてあったら食器棚代わりに出来るんだけどなぁ
  • 洗面台のシャワーヘッド要らない
  • お風呂の鏡撤去したい(鏡自体が古くて水垢が取れないし、お風呂で鏡を見ない)
  • トイレの便座はO型じゃなくてU型にしてほしい。冬場につける便座カバーの取り外しが非常に面倒で、貼るタイプを使用しているけど
  • 水回り設備のことばっかりだな

 

掃除や洗濯などの洗剤関係をもっとシンプルにしたい 

  • 洗濯→(希望)エマール一本化(現実)エマールと普通の液体洗剤併用(トレーニングウェアを洗濯するのにエマールじゃちょっと・・・とはオットの弁) 
  • 洗い流せるモノ、場所(台所のシンク、洗面台、トイレの便器、お風呂場)の掃除→台所用中性洗剤
  • その他拭き掃除→アルカリ電解水とウェス
  • 食洗機は専用洗剤
  • 100均で買った練状クレンザー優秀
  • お風呂場のカビ取りと台所での漂白にスプレータイプの塩素系漂白剤
  • こんなもんかな・・・。
  • 貰い物のマジックソープ、粉石けん、フローリングつや出し洗剤、トイレ用に買ってみた「まめピカ」をせっせと消費中。
  • 要はとりあえず万能に使い回せる洗剤にしたい。
  • スーパーやドラッグストアで手軽に入手できて安価なものが良い・・・となると結論としては台所用中性洗剤に落ち着く
  • 大体洗剤にこだわるよりもっと他にやることあるだろう(自戒)

 

クラシック音楽

  • そう言えば小学生の時親に買ってもらった小学生向け百科事典の付録にクラシックの名曲レコードが3枚ついてて愛聴盤だった。
  • テレビCMとかでよく使用されるような超有名曲しか知らないけど聴いてて全く飽きない
  • 作業用BGMにしている今日このごろ

 


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  • オーケストラの生演奏聴きに行きたい

 

相変わらず解説動画見るのにハマっている

  • この頃は地理のゆっくり解説も気に入っている
  • ゆっくり音声じゃないけどこの投稿者さんかなり好き


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  • 超大雑把な絵やアニメと解説、要所で登場人物が「ク〇ボイス」と呼ばれる超絶デスボイスを発するのが特徴。数分で物事の概要が大まかにつかめてしまうのがスゴイ。
  • 小学生でもわかるシリーズと、歴史的偉人が現代人を論破するアニメのシリーズ、両方面白くて、図書館での本選びの取っ掛かりになっている。
  • 投稿者さん、こんなおちゃらけた動画を作っているけど実は教養人だと思う。

 

・・・ワタシの頭の中ってカオスだな・・・

 

最近考えてる事ツラツラと④

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着物最近着ていない問題

  • 着物を着たい気持ちはある
  • が、冬にかなり似合わないものや好みじゃないものを手放したので手持ちがかなり少ない
  • が、昨年あまりに気軽にリサイクル着物を買ったりもらったりして、管理しきれなくなってしまったのが原因なので、反動で買い物に慎重になっている
  • 着物<ミニマリスト志向。手入れの手間暇と実質着る頻度を考えたら、沢山の着物は手に余る・・・のは洋服と同様。ここはじっくりと考えて着物のワードローブをコツコツ揃えていく作戦
  • そろそろ部屋着浴衣を出そうかな
  • その部屋着浴衣も作務衣っぽくリフォームしてパジャマにしたい
  • 着物は腰紐とか帯締めると腰が支えられる感じが良い
  • 自分を飾っておしゃれしたいと言うより、単純に着てて気分がいいから着物を着たい

 

仕事

 

  • 相変わらずの人手不足(店全体として・・・ワタシはスーパー衣料品売り場勤務)
  • マスク・衝立越しでお客さんと意思疎通がしづらい
  • レジでミスをしてしまうと精神的ダメージ大きい
  • ルフレジの導入を切に願う今日このごろ
  • って言うか、レジ・接客のない仕事に変わりたい
  • ・・・と思いながら働いて早数年経つんだが 
  • 職場の整理整頓は結構なことだがそれによって手間がどんどん増えていくのはどうなの?
  • せめて自分の持ち場だけでも効率化したい
  • 今自分に出来ることをやろう、それしかない
  • レジと接客のない仕事を探しつつ・・・年齢的に厳しいけど

 

暮らし

  • 自分の時間が増えて、生活効率化にコツコツ取り組んできて良かった
  • が、まだ解消できていないプチストレスや、長年の懸案事項があるので、今後しばらくはそれに取り組む
  • ただしその懸案事項は家族の了解が必要なので、時間がかかりそう
  • 暮らしを良くしていくことに終わりはないな

 

 

ブログ

  • ダラダラと書き続けてきたけど、気分一新したい
  • しかし、正直あんまりネタが見つからない
  • そんなわけで箇条書き記事 

 

365日のシンプルライフ観た

 

365日のシンプルライフ(字幕版)

365日のシンプルライフ(字幕版)

  • 発売日: 2014/08/27
  • メディア: Prime Video
 

 

今更ながら映画「365日のシンプルライフ」を鑑賞。

 

感想・・・

興味深い点もあるけど微妙だった

何を見せられてるんだろう感がすごかった

 

2014年日本公開の作品で、ミニマリストシンプルライフ界隈でも話題になったんではないかな。ワタシは興味がありつつも観ていなかった。

 

内容は、26歳のフィンランドヘルシンキに住むペトリという青年の奇特な生活実験のドキュメンタリー。奇特・・・というと失礼か。以下ネタバレあり。

 

23歳の時、恋人との破局で腹いせに、カードで買物しまくったペトリ。

3年後、モノに囲まれた生活に「本当に必要なものは何なのか」と疑問を覚え、ある実験を始めることにした。

  • すべての持ち物を貸倉庫に預ける。
  • 1日1つだけ、その時自分が必要なモノを持ち出す。
  • それを1年間続ける。
  • 1年間何も買わない。

・・・というもの。

 

初日、冬の夜の町中を、全裸で拾った新聞紙で前を押さえながら駆け抜ける姿で「一体何を見せられているんだろう」。まぁ、独身男性のプライベートのドキュメンタリー映像なので、生活除き見感しか無いわけだが。

 

でもこのルール、結構いい加減。夜中の0時に倉庫に行けば2日分出せるじゃないか!と気がついたり、10日ほど倉庫に行かずにいて11日後に11日分をまとめて持ち出したり。弟くんが食料持参でやって来てくれたり、友人が荷物運びを手伝ってくれたりと、家族友人の協力もあって成立する実験でもある。

 

周囲の人々の反応も様々。

 

なんにも無いペトリの部屋を訪問したお母さん、なんにも無い部屋に驚きつつも、無精髭面の息子(この時ペトリはまだ髭剃を持ち出していなかった)にバカウケしてて、観てるこっちまで笑ってしまった。そこまで笑わなくても・・・w こういうおおらかなお母さん好き。年下のイトコには「何が楽しいの」「退屈じゃないの」なんて言われてるしw

 

携帯を持たないことで本人は人間関係の煩わしさから解放されても周りからは不評。携帯を倉庫から持ち出したのは4ヶ月後だったので、結構粘った方なのでは。

 

その後段々に倉庫から大物を持ち出したり、彼女が出来たりとしていくのを見て、不思議な安堵感を感じた。現代社会で暮らし仕事をするとなれば、相応のモノは必要なわけで。あと、いくら若いとは言えそんな極端な生活は体に堪えるのではないか、という老婆心を感じてしまった。南国ならいざしらず、北欧フィンランドだし・・・。

 

さてこの映画、ペトリの言いたいことは殆どが、要所要所で登場する彼の大好きな祖母が語っている。(この実験も祖母の言葉がキッカケだったし)

 

祖母がいくつか名セリフを語っている中で、「戦後はモノが少ないと言うより、手に入らなかった」「今は私もムダなモノを買ったりするけど、(人がなくなっても)最後までモノを残していくことになる」ということを語っているんだけど、本当にそうだよなぁ、と身につまされた。ウチはムスメ1人なので、彼女に片付けの苦労をさせたくないなというのも、ワタシがミニマルな生活を心がける1つの理由だ。

 

ドキュメンタリーゆえ仕方ないけど、映像が単調で淡々と進んでいく感じがやっぱり微妙だったなぁ。途中から恋バナになっちゃうし(実験と彼女への気持ちの板挟みはわかるんだけどね・・・)。

 

ペトリの結論は、「生活に必要なモノは100個、その次の100個は生活を豊かにしてくれるモノ」・・・さて、そのモノとは・・・そこが知りたかったのにエンドロールがすべて翻訳されてなくてわからなかった。残念。

地味飯がさらに地味飯になる

 

この所、ワガヤの地味な食事がさらに地味になった。 

ご飯、味噌汁(スープ)、野菜の小鉢か漬物・・・以上!で済ませる日も多々ある。

味噌汁やスープを具だくさんにしているので割と満足感ある。

出すだけおかずを少し足す日が多いかな。

 

 

オットの変化から始まった

週3日在宅勤務のオット、仕事が忙しいらしく、家でも「残業」。仕事の合間に味噌汁やスープ、冷蔵庫の中の豆腐と納豆とかを少し食べてる様子。おかずを作っても手を付けないことが多かった。聞くと「運動不足だし」「(夕飯)ガッツリ食べると朝起きれないし」とのこと。朝はプロテイン入りのスムージー、昼はウォーキングがてら外食なのは相変わらずだけど。

 

ワタシの変化

 

オットがそのような生活になり、義務感から頑張って何品かのおかずを作る必要がなくなった。「作りたい時に好きなもの作ればいいや」って思ったら、それは最早料理と呼べる代物ではなかった。

塩サバとかとか塩鮭焼いただけとか

お肉に塩コショウ振って焼いてレモン汁掛けただけとか

黄身が半熟の目玉焼きとか、こんがり焼いた厚揚げや紀文の魚河岸あげに生姜醤油かけて・・・とか。

この程度だと殆どママゴト感覚で15分程度で準備ができるので、仕事の日疲れて帰宅してもちゃんと自炊ができたという満足感がある。

 

体調の変化

質素な夕食が続くと、朝お腹が空くようになった。

朝は食べない派だったが、やむなくおにぎり1個と夕食の残りの味噌汁を食べるように。すると朝にお通じがくるようになった。

尾籠な話で申し訳ないのだけど、お通じは数日おきが普通。仕事中にお腹が張って辛いことも多かった。が、朝お通じがあるとそういう不快感もなく、夕方まで仕事が出来る。

1日3食食べ過ぎ説はもしかしたら「人による」のかな~という実感。ワタシの場合は朝軽く食べておくほうが合ってるのかも。しばらく続けてみて検証しようと思う。

 

調理器具を小ぶりなものにシフト

以前から使ってる石黒智子さんの重ね鍋(貝印製、現在は生産中止)をメインに使うようになった。

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直径14.5センチで、最初見た時は「ちっちゃ!!」と思ったが、このちっちゃさがイイ。

深鍋にお湯を沸かしてコランダーを重ねてブロッコリーを蒸す。

浅鍋で味噌汁を作る。

ブロッコリーが蒸し終わったらそのまま深鍋で青菜を湯がいておいたり。

ボウルは使い道ないかなと思いきや、乾物を少し戻すのに使ったり、切った食材の一時置きに使ったり、野菜の塩もみしておいたり。深鍋は1~2人分の麺類を茹でるにも丁度いい大きさ。1~2人の簡素な食事なら十分賄える。これを買った何年か前の自分、先見の明があったな!と褒めてやりたい。

焼いたり炒めたりは直径20センチのテフロンのフライパンを使用。

 

 

体調面の方は要観察という所だけど、普段の食事はこれで十分美味しい。と言うか、美味し過ぎないのがイイ。飽きが来ないのだ。毎日の食事作りに悩んできて、ようやく自分の身の丈に合う所に落ち着いた気がする。

地味に淡々と暮らす

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若い頃の自分なら、「なんとつまらん生活か」と嘆きたくなるような、地味で淡々とした生活を送っている。

 

欲を言えば、せっかくムスメが独り立ちして出来た時間に、フラフラ1人旅に出かけたりしたかったんだけど、それは当分お預け(緊急事態宣言解除にはなったけどね・・・)。でもそれを差し引いても日々好きなことをして心穏やかに過ごすことが出来ている。あ、仕事の日以外ね。仕事、疲れる・・・。

 

仕事のない日は朝一通りの家事を済ませてから、ネットや読書。図書館に行ったり。以前はショッピングする場所に、用もないのに出かけて散財したりもしたけど、もうそういうのも疲れるようになってしまった。

 

あと、テレビをつけなくなってから、格段に心の落ち着き度合いが上がった。テレビをつけるのは大河ドラマの時間だけになってしまった(今年の「青天を衝け」もなかなかいい滑り出し)。自分にとって必要のない、余計な情報を取り入れすぎてたんだなぁ、と実感。ニュースを見ても、大半自分じゃどうすることも出来ないわけだし、わざわざ情報を見聞きして落ち込むこともないかな、と。あと個人的にすごく気に入らないのは、ニュースキャスターとか解説者が、チョイチョイ持論を挟んでくる所。情報と難しい部分や事件の背景の解説だけしてくれればいいのにと思う。あったことを「報道」するだけでいいのに・・・。

 

おっと、話がそれてしまった。

 

そんな地味過ぎる生活に彩りを添えるアイテムとして、去年は着物を着るということに挑戦したわけだが、気がついたらこちらも地味に。どうやらワタシはまったく着道楽出来ないタイプらしい。でも着物の着心地は断然洋服より好きなので、今後も着続けるつもり。家で洗える素材の気軽な普段着着物を少しづつ増やしていくつもり。

 

もともと人付き合いは得意ではなかったけれど、社交のある外出もさらに減り、地味さ加速。でも、これでいい、これがいい。根はとってもマイペースなのに、なんやかんやと自分を抑えて生きていたんだなぁ。まぁ、それも済んだ話。

 

そんなわけで、地味すぎてブログに書くことが見つからなかった・・・というのが本日の記事の主題だったりする(汗)

終活としてのミニマルライフ

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オットの両親と弟、自分の両親を見送ってきてつくづく感じるのは、

 

あの世に行くときは身一つ、沢山のモノは要らないなぁ

 

ということだ。

 

ご多分に漏れず、両家とも遺品整理が大変だった。

両家、と書いたがワタシの実家の場合は主に母が溜め込んだモノが中心。

 

父が残したのは、衣類が少しと衛生用品(爪切りとか髭剃りとか)と書類やアルバム。施設や病院での生活が長くなっていたからというのもあるけれど、元々持ち物少ない人だった。戦中生まれとしては異色かも知れない。ワタシもあの世へ逝く時はこうありたい、と思う。

 

 

定年退職してから、徐々にモノを手放し始めた父。

休みの日は釣りだゴルフだ旅行だと家にいることが少なかったのだが、仲間や後輩が定年だ、UターンだIターンだ、転勤だと散り散りになっていくに連れ、ゴルフや釣りから遠ざかっていった。

釣り道具、ゴルフ道具一式、そして車がどんどん人手に渡っていった。車なんか殆ど乗ってなかったからと、タダ同然で知り合いにあげてしまったらしい。気づいたら駐車場から車がなくなっててビックリした。本当にサクッと手放していったのを覚えている。

 

父とは対象的にやたらと買い込み溜め込む母に「ちゃんと片付けろ!!」と時々語気を荒げてたぐらい、基本的にはあんまりモノがないこざっぱりした状態を好む質だった。

 

父本人に終活という意識はなかっただろうけど(というか父が定年になった1990年代後半はそんな言葉すらなかったが)、今だったら処分に困るであろう大物を自ら手放してくれていたのはありがたいというのが本音である。

 

定期的にモノの見直しをしていく習慣はこれからも続けていこう。

ウチは一人娘だし、親のモノの処分で困らせないように。

何より持ち物は少ない方が暮らしやすいというのもあるけれど。