嬉しい言葉のプレゼント

今週のお題「おかあさん」

 

本日2度目の更新。

今日は母の日である。

 

親孝行したくても既に実母は鬼籍の人だ。姑様も同様。

 

母の日のプレゼントを何にしようかというのも悩ましくとも楽しい。だけど日頃から事あるごとに「ありがとう」を伝えておけばよかったな、とつくづく思う。

 

一方、ワタシも一応母親の端くれである。ムスメからラインで「産んでくれてありがとう」ときたのにはびっくり。そんな風に言ってくれるなんて嬉しい。

 

「こちらこそあなたの成長を見せてくれてありがとう」と返信した。いつものような素っ気ないやり取りだったけど、彼女なりの気遣いを感じた。

 

今までで一番嬉しい母の日だった。

 

理想の部屋は北欧風?!

北欧のインテリアやら食器の流行が定着しているようだが、ワタシにはとんとご縁が無い。あ、でもIKEAは行った事ある!(ミートボール食べに・・・)

 

ステキだなーとは思う。北欧のインテリアとか食器とか。しかし自分の生活にそれが必要かって言われたら、そこまでのコダワリはない。

 

が!!

ある時北欧ノルウェーの刑務所をテレビで見かけて、「こ、これは・・・!」と衝撃を受けた。

 

「フツウのビジネスホテルじゃないのか・・・?」

 

↓これ

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ええなぁ~。独り身ならコレで十分暮らせる。ちなみに各部屋ちゃんとバストイレ付らしい。

 

見たところ、クローゼットらしきものもあるようだから、私物はここに入るだろう。こういうコンパクトな部屋なら掃除もそんなに大変じゃないし、明るいし、独り身ならこんな感じの部屋いいんじゃないかな~!

 

それにしてもアメリカ映画やドラマで見るオソロシゲな刑務所や、部屋にいきなりトイレや簡易洗面台がしつらえてある、イメージカラー濃灰色な日本の刑務所とは大違い。

 

ノルウェーの囚人達はこういう独房に暮らし、散歩を楽しんだり読書をしたり共同キッチンで料理をしたりもする。ある程度の自由を確保した上で隔離して、自分の罪に対して内省を促す・・・ということなんだろうか。よくわからんけど更正へのプロセスの考え方が根本的に違うんだろうな。

 

あ、脱線したが。

こんなことを書いていることからも分かる通り、ワタシの理想の部屋は、

  • シンプル
  • 機能的
  • 明るい
  • あんまり広くない
  • 掃除しやすい

という感じなので、今の2DK借り上げ社宅(賃貸マンション)にもおおむね満足している。

 

以前オットが単身赴任時に住んでたレ〇パレスも、キッチンがしょぼいこととカーペット敷き以外は案外いいんじゃないかと思ったぐらい。しかし2年近く住んだオットは「壁が薄い」と言っていた。

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タワーマンションをボコボコ建てるより、4人家族を想定した戸建住宅を漫然と建て続けるより、今後もっと増えるであろう単身者や少人数世帯が維持管理しやすく住みやすい住居や街づくりが必要なんじゃないかなーと思う。

 

 

 

子が離れて自分の人生を考える

昨日ムスメのアパートから帰宅。

 

ムスメは朝登校し、いつものようにあっさり別れてはきたものの。

 

思った以上に寂しさがつのっている。

 

ムスメとは20年間うまくいかない事の方が多く、離れてホッとすると思っていた。が、寂しさと心配の方が勝るとは我ながら驚きである。

 

ジッとしていると泣けてくるので、ムスメの使っていた部屋を片付け掃除している。ウチは子離れ、カンタンだろうと思っていたがアテが外れた。

 

しかしいつまでも寂しがってる場合じゃない。

 

現状パートも頑張らないとワガヤの家計は火の車だし、今後の自分の生き方をどうするかも考えないと。将来を見据え学ぼうとするムスメを見てて、ただパートで働いて、家事をこなして、だけどそれだけ、な自分て何なんだろうと呆然としてしまった。

 

ムスメは以前、オットにこんな事言ってだそうだ。「ママってさ、向上心無いよね」

 

ワタシなりに家族の生活を支えるためにパートで働いて、決して得意ではない家事をこなしてきたつもりだったが、多分ムスメには、自分の母親は、自分の人生を諦めてしまっていると思われていたのだろう。確かに経済的理由や家庭の事情でやりたいと思っても思い留まる事ばかりでそれが当たり前になっていたなぁ。

 

これからはそんな自分を変えていこう。

 

 

それぞれの新生活が始まる

ムスメの入学式出席と新生活の準備の手伝いで、ムスメのアパートに泊まり込み中。

 

ムスメは車の免許が無いワタシより、運転できるオットに来て欲しがったのだが、オットは仕事多忙の為ワタシが代理。なにしろどこへ行くのも車が無いと不便な地域なので、買い物も一苦労。ひたすらテクテク歩いている。しばらくしたら学業のかたわら自動車教習所に通わせることになりそう。

 

ここ3日で一人暮らしに必要なモノをあれこれ少しずつ買い込んだ。しかし家電は肝心の冷蔵庫や洗濯機の配送が2週間ほど先なので、しばらく洗濯は手洗い、食事も工夫が必要。まぁ、炊飯器はあるしお米も持参しているから飢えることは無いかと。ムスメにとってもいい経験になると思う。全てを自分の手でやらなければならない。今はまだ新しい生活を思い描いて張り切っているが、さてどうなることやら。

 

限られた予算の中で、ムスメなりに色々考えながら買い物をしているが、ミニマル志向のワタシとは真逆なのが面白くもあり不安もあり。お金大丈夫かな。

 

明日は入学式。

 その後もう少し生活基盤を整え、金曜日の夜に帰宅予定。夫婦2人の新生活が非常に不安だ。

 

母性が足りなかった母親が子育て期間を振り返る

ムスメもハタチになり、一応子育てに一定の区切りがついた。

 

・・・と言うか、果たして自分が子育てをしたのかどうか微妙だ。

 

確かに産んだ。

 

しかしワタシは精神的に未熟だった。

とにかくゆとりの無い状態だったと思う。

 

ムスメは飛行機や電車に興味津々で、自分のやりたいことにまっしぐらに進む活発なタイプだった。女の子だから女の子っぽい遊びもするにはしたが、時間を忘れて目を輝かせたのは大好きな電車や飛行機など乗り物の本だったり、オットと虫取りに出かけたりといったことだった。

 

ワタシはそれとは正反対の大人しいタイプだったので、ムスメの行動がさっぱり理解できず、悩み、なかなか受け入れることも出来なかった。

 

怒ってばかりだった。感情的に延々と説教したり、手を上げてしまったこともあった。後悔しきりだ。ムスメにとってはそれらは単なる嫌な思い出で、全く彼女のプラスになっていない。結局、ワタシの「うちの子はこうであってほしい」というエゴをムスメに押し付けただけだからだ。

 

ムスメが中学2年の頃、家出をしたことがあった。

 

熱心にやっていた部活もサボり、テストの白紙提出、居残り勉強をすっぽかして遊んでたり、学校にもあまり行かなくなっていた時期の夏休みのある日曜日。

鬱憤が溜まっていたのだろう、ムスメ、ワタシの財布から5千円抜いて、新宿に遊びに行った。

財布からお金がなくなったことをオットに言うと、激怒。電話でオットとムスメは大喧嘩。その日ムスメは夜12時近くになっても帰宅せず、オットは単身赴任先に行ってしまった。携帯にもつながらず、心配のあまり警察に捜索願を出すと、程なくして縁もゆかりも無い世田谷某所の警察署から保護しているという電話があり、終電で迎えにいった。

警察署でポツンと座るムスメを見て無事でよかったとほっとした。また大地震が起きたらどうしよう(震災のあった年だったので)、変な男に声掛けられて怖い思いしているんじゃないかと、気が気ではなかったから。怒る気にも説教する気にもなれず、疲れ切って呆けたようにタクシーで帰宅した。明け方3時になっていた。

 

その時思ったのだ。

ただこの子が無事でいてくれればそれで十分じゃないかと。

 

自分の都合を押し付けて、子育てしてる気になってたなんて、恥ずかしいと。

ムスメにうるさくあれこれ言うことをやめた。完全にやめられたかどうかはわからないが、ムスメにはムスメの考えがあるということは自分に言い聞かせるようにしていた。それでもケンカになることも多々あり、スムーズに上手くいったわけではない。難しいものだ。

 

部活に復活し練習に励むムスメ

志望校合格に向けて退路を断って勉強に励むムスメ

友達関係で悩んだ時期も

中学の吹奏楽部の最後の演奏も

 

目標に向けて努力する姿を未熟な母に見せてくれて、ありがとう。

そして、大学入学おめでとう。独り暮らし、楽しんで!!